2012/08/29

Ceramic Promenade

本業釜からの帰りに「窯垣の小径」にも行ってきました。


かつて登り窯で使用していた道具を積み上げて作った壁や堀が見られます。

見てください。このかわいい壁!こんな壁、欲しいー!

丸いのが ツクと呼ばれる道具で、細長い四角がタナイタです。 タナイタは正方形のタイルのようなもので、その名の通りやきものをのせて焼く棚板のようなものでした。上の写真で見えているのはその断面。このほかにも焼き損じた陶器の破片などを組み合わせてそれぞれ趣向の樵った外壁が連なります。


ちらりと見えているのは、「本業タイル」でしょうか?
なんと明治時代にタイルの本場、ペルシャにまで輸出されていたという逸品です。

なんでも当時、ペルシャではタイルの色柄を美しく出すためには低温で焼く技術しかなく、タイルがもろかったそうです。本業窯で焼かれていたタイルは1200℃もの高温で焼きながらも繊細な色柄を表現することができ、丈夫だったため遠い異国の地でも重宝されたのだとか。

こちらはリューシー・リーのボタンみたい・・・。
あー、陶芸やってみたいなー!!




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